2023年9月9日(土)に会員を訪ねての賞味会が、赤坂の「Turandot 臥龍居」にて開催されました。こちらは、オーナーシェフの脇屋友詞シェフ(2012年シュヴァリエ叙任)のお店で、当日は緑溢れるお庭に面したガラス張りの素敵な空間でランチを楽しみました。
12時。毎年この企画を考案いただいている濱野昌子理事の進行でスタートしました。村山重信理事長による開会のご挨拶、江上栄子理事のチャーミングな掛け声と共に、シャンパーニュで乾杯!お料理は脇屋シェフがフランスチーズ鑑評騎士の会のためだけに考案いただいた特別メニューで、ほぼ全てのお料理にチーズが入っているという豪華な内容です。
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<フランスチーズ鑑評騎士の会 特別メニュー>
美彩小碟盆 | 焼き物入り旬の野菜前菜盛合せ
麻香茹燉蛋 | フレッシュポルチーニ春巻とカマンベールチーズのするするスープ
月夜魚翅盅 | 上海風フカヒレのお月見仕立の一品
乾燒明蝦球 | 卵と海老のチリソース炒め 花巻添え
紙包焗牛肉 | 王様椎茸と牛肉のゴルゴンゾーラ風味焼き
爛鶏香煨麺 | 野菜と鶏肉白湯スープ煮込みそば
臥龍居淇淋 | ウォッシュチーズとゴルゴンゾーラのプリン
極品香銘茶 | 脇屋が選んだ銘茶、極上凍頂の甘い香り
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2品目のカマンベールチーズとウォッシュチーズを使った「するするスープ」は、茶碗蒸しが柔らかくなったような食感のスープでチーズとポルチーニの深い味わい。春巻きもサクサク!幸せ!
3品目は9月ということで、フカヒレの上にお月見に仕立てた卵がのせられていて、アツアツのご飯の中のウォッシュチーズがトロけて絶品。
4品目の「卵と海老のチリソース炒め」に添えられた花巻(ホアジュアン/中華蒸しパン)にもチーズを混ぜこんであり、「お代わりしたい!」という声が聞こえてきました。
メインは、ペーパーに包まれた牛肉と秋の野菜にゴルゴンゾーラのソースで。紙包みを開けるとチーズの特有の香りが広がり、ゴルゴンゾーラの塩分が牛肉にぴったりでした。
デザートの「ウォッシュチーズとゴルゴンゾーラのプリン」は、とても濃厚な味わい。今回のウォッシュはノルウェー産「リダー」で、「リダー」という名前はノルウェー語の「騎士」からつけられたそう!村山理事長曰く、ウォッシュチーズはフランスでは「神様の御御足!」と呼ばれるほどの匂いですが、隠し味で使うと、味をグッと引き立て、本日のお料理に大活躍でした。
脇屋シェフによる中華料理とチーズのマリアージュは、新しい美食の発見が隠されていて感動の連続でした。締めのご挨拶で青山専務理事が「チーズの可能性は無限と感じました!」とコメントされ、大きな拍手でお開きとなりました。
脇屋シェフ、スタッフの皆さま、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
そして、素晴らしいチーズをご協賛いただきました世界チーズ商会株式会社様に改めて御礼を申し上げます。