日時:2025年6月19日(木)
場所:日本記者クラブ(東京・千代田区内幸町)
〜第1部 2025年度定時総会〜
第1部の定時総会は、三浦天紀子監査役の司会のもと、議長の村山重信理事長によるご挨拶で開会しました。当日の出席者数は27名、ならびに議決表明は247名、会員総数476名の過半数(238名)を超えて合計 274名となり、本総会の成立が確認されました。久保庭啓一郎理事が書記に、八尾戴子理事が議事録署名人に選出されました。
第1号議案として2024年度の事業報告ならびに収支報告、第2号議案として2025年度の事業計画ならびに予算案が青山吉克専務理事と桝田規夫常務理事より報告され、満場一致で原案通り承認されました。
第3号議案の役員人事では、議案書記載の14名で協会の運営を執り行う旨の説明があり、満場一致で原案通り承認されました。
〜第2部 原田雅彦氏と大塚義幸理事によるトークショー(講演)〜
第2部は日本記者クラブ内10階の「レストラン アラスカ」に会場を移し、1998年長野冬季五輪スキージャンプ団体金メダリスト・原田雅彦さんを迎えての講演会が行われました。タイトルは「ジャンプと人生と、そしてチーズ」。スポーツを通じた人生の学びや仲間との絆について心に響くお話が展開されました。
講演は大塚義幸理事との対談形式で進行。ジャンプとの出会いや、リレハンメル五輪での悔しさ、そして長野五輪での金メダル獲得という感動のストーリーが、臨場感たっぷりに語られました。また、日本ジャンプ界に革新をもたらした「V字ジャンプ」導入の舞台裏や、ライバル同士が助け合いながら技術を磨いていったエピソードにも、会場は大きくうなずいていました。
実際に使われているジャンプスーツやスキー板の紹介に加え、原田さんがサプライズで金メダルと銅メダルを持ってきていただき、各テーブルに回して「触ってください!」とのこと。参加者は間近で手に取り見るという貴重な体験に大いに盛り上がりました。「応援してくれた皆さんに、感謝の気持ちとして見ていただきたい」と語る原田さんのお人柄に、多くの参加者が心を打たれました。
たいへんに有意義な講演後は、村山重信理事長より感謝の気持ちを込めて、原田さんが出場された5つのオリンピック開催国のチーズを集めた特製詰め合わせが贈呈されました。その粋な計らいに、原田さんも満面の笑みで喜ばれていました。
〜第3部 懇親パーティ 初夏のソワレ〜
第3部は、早川由紀理事が司会を務め、村山理事長によるご挨拶と乾杯のご発声で始まりました。今回も老舗レストラン「アラスカ」のお料理を楽しみました。前菜に「冷製 サーモンのコンフィフィヨルドルビーと夏野菜マリネ」、「冷製コーンクリームスープ」、メインは「牛フィレ肉と仔羊肉 鶏腿肉のグリル 赤ワインソース」、デセールは「ミルクレープとプチフルーツ」という内容でフランスチーズ鑑評騎士の会のための特別メニューをご用意いただきました。
宴の後半では、今年のソワレのテーマである「今 食べるべきチーズ5種 2025」について、当会会員であり、世界チーズ商会株式会社 販売促進部主任の志賀和泉さんより解説がありました。初夏にふさわしく、軽やかな風味のチーズがセレクトされており、たとえば白カビチーズはほのかにオレンジの香りが漂い、コンテはドゥ(穏やか)な熟成によって、フローラルなニュアンスが楽しめる仕上がり。いずれのチーズもたっぷりとしたポーションで提供され、フランスチーズの魅力を存分に味わえる、特別な時間となりました。
「今 食べるべきチーズ5種 2025」
・セル シュール シェル AOP Selles-sur-Cher <シェーヴル>
・ファンブリヤード オレンジ Le Fin Briard à la liqueur d'orange <白カビ>
・ブルー・ドーヴェルニュ AOP Bleu d'Auvergne <青カビ>
・コンテ デュー AOP Comté Doux <ハード>
・プチ マンステール AOP Petit Munster <ウォッシュ>
懇親パーティは、青山専務理事による締めのご挨拶があり、最後に参加者で集合写真撮影し、名残を惜しみつつも次回の再会を約束して お開きとなりました。この度、チーズをご協賛くださいました「世界チーズ商会株式会社」様には改めて御礼を申し上げます。
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